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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第12巻より

2020年(令和2年)2月2日 ベストグループ関東一日研修 ②

その時に、三十五歳からお付き合いをさせていただいていた、ある保険会社の友人が「社長、これでお付き合いを止めさせていただきます。一つだけアドバイスを聞いていただけませんか。社長、あなたの会社で働いている今の社員さんは、どこの企業でも採用しないような人ですよ」と言った一言で、「僕の人格はそこまで落ちたのか」と気づいたのです。

命という見えない存在を忘れた結果、とても善くない人格が出たのです。そして、働いて下さる方々はどこの企業も雇わないような、善くない人が増えたのです。そうすると当然、会社は善くない社員さんたちに蝕(むしば)まれていきます。

悪い社員さんがいたら、悪い会社になります。善い社員さんがいたら、良い会社になります。良いか悪いかは、人が決めるのです。周りの人から判断されるのです。

私の四十一歳から三年間、会社が潰れかけて、落ちるところまで落ちて、「僕は見えない存在を忘れていた。神様、助けて下さい」と心の底から縋(すが)った時に、瞬時に奇跡が起きたのです。過去に辞めた立派な方々が、「社長、もう一度がんばりましょう」と戻ってきました。

多い時で五千四百名の方々が働いて下さっていたのですが、三百名に減っていたのです。会社は、土地の購入をした借金を抱えていました。しかし、それからあっという間に、借金を五年で完済させて下さいました。

そして、得たお金を全部、四十九歳からベストグループのために使わせていただくようになりました。これが私の人生です。

四十八歳の二月にインドに初めて呼ばれた時、インドでは最高の存在と言われる御方から「よく来た、待っていた。会社を潰しかけたのは私である。そうでもしなければ、お前はここに来なかったであろう」と、ある日本人を通して言われました。

何てありがたいことでしょう。私はインドにたった三日滞在しただけで「残された人生をこの御方に捧げる」と決意したのです。

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